測量の仕事には、資格や免許などは必要がありません。

だからこそ、一人ひとりが経験を通して仕事を覚えて行くことで、一人前の職人になっていきます。

「頼られることへの嬉しさと、その時の責任の重さ」（２年目）

「いろいろやらせてくれたり、任せてくれて、やる気が出る」（１年目）

１年目や２年目にも仕事をどんどん任せて経験を積んでもらうことが、成長への一歩と考えているからです。

しかし、教える側も大変苦労している様子。マニュアルなどがなく、教え方も人それぞれに任されているからでしょう。

「新人への教育の仕方が分からない」（３年目）

「人材を育てる難しさ」（７年目）

でも、教えられる人たちは、仕事の方法やルールの「教え方」ではなく、その熱意や気持ちを感じ取っています。

「分からないことを、一からしっかりと教えて貰えるため、成長が早い」（２年目）

「職人気質の指導が多く、心がこもっている。温かさを感じる」（２年目）

「育成させようという気持ちが伝わってくる」（３年目）

そう、みんなが通ってきた、一人前になるプロセス。

だから、自分もまた、次の後輩に対して熱い気持ちで「成長してほしい」と思えるのだと思います。